ゾリンガーラメラアーチ構造を用いてフラワーアーチを制作しました。渋谷の住宅敷地内に位置し、AAEと共同で行われたプロジェクトで、施工方法の検討~治具作成~木材加工~施工まで行いました。アーチ形状ということもあり詳細な納まりが難しいこともありましたが、2022年11月末に施工が完了し、2023年4月に増設工事も行いました。(担当:竹山周作、辺士名泰、光井亮二)


大きな空間を囲う木造架構を現代に再生する

ゾリンガーラメラアーチは第1次世界大戦終了後のドイツで開発・供給された屋根の構造形式で、単一の部材を繰り返して組み立てることで大きな空間を覆うことができる。研究室では3次元的な部材接合部の詳細と制作方法を検討し、治具を開発して高い施工精度を獲得した。


治具の検討


完成写真